みひろこころ

買っちゃいました。『聖☆おにいさん』１～２巻

簡単なあらすじ

キリスト教の祖、イエス・キリストと仏教の祖、ブッダがバカンスで下界に来ていて、東京の立川で風呂無し一部屋の安アパートでルームシェアしています。そんな超ビッグな二人の東京での日常生活を宗教ネタ満載で描いてあります。二人はとっても仲良し。あらすじおしまい。

祖なだけあって、言葉遣いがとても優しい。
今風の若者言葉は使われてません。全体的にほんわかしてます。

ネタを１００％理解するには、聖書と仏教本、辞書必携。
ウィキペディア先生のお世話になること必至。

１巻を読んだ感想：日本って平和だわ～

宗教をギャグにしちゃうって本当にすごい
この漫画を世界の人が笑って読めたら宗教戦争は減るかも。

読んでる最中可笑しくて(｡･ｗ･｡) ﾌﾟﾌﾟｯと吹きだしちゃいました。
中村光先生、よくぞここまで書きあげた！宗教知識がハンパねぇ！！
相当お勉強なさってるんだなってことが伝わってきます。


年末にクリスマスを楽しみ、大晦日に除夜の鐘を聞いて、元旦に神社へ初詣に出掛けることに、何の疑問も持たない日本人ならではのゆる～い宗教性ってありますよね。(良い意味の)
日本は宗教に関しては他国に比べて非常に寛容で、無宗教かと言われればそうでもないみたいな微妙な感じなんですが・・
少なくとも異教を武力で攻撃、排除する、というようなことは無いと思います。
（※一般論です。全員に当てはまるわけじゃない。）

教祖すらネタ！宗教もギャグにして笑っちゃえ！
『聖☆おにいさん』はそういう日本ならではの風潮というか宗教構造を巧みに突いてくれちゃってます！
これぞ日本の宗教観を象徴した漫画
同時に日本人にしか書けない漫画だとも思いました。

最近はヨーロッパ方面とかに漫画の輸出も盛んだと聞いたことがあるけど、もし翻訳して輸出したら『聖☆おにいさん』は向こうの信者さんたちにも受け入れてもらえるんでしょうか？
とても気になります。敬虔なクリスチャンとか仏教徒は怒るかな、やっぱり・・。
ジーザスへの冒涜ダ！日本人ブッ殺ス！
とか言われちゃう？ﾋｪ━(;ﾟ;д;ﾟ;)━━!!

『ダヴィンチコード』とか色々論争や批判がすごかったよね。
全然毛色の違う作品だけど、これはやっぱりアウトかな？
日本のシュールギャグは果たして受け入れられるのか、とっても気になります。



ブッダ＆イエスのTシャツにジーパン姿。
螺髪といばらの冠を除けば普通のおにいさんな格好です。

よく間違われる二人の特徴（作中より）
ブッダの螺髪はパンチパーマではない。
イエスのいばらの冠は反骨の精神の象徴（シドヴィシャス的な）ではない。

作中のイエスとブッダ。


ブッダ、飲酒☆


イエス、コスプレ☆（新撰組風）



イエス、超人気ブロガー☆



ブッダ、発砲っ☆


ブッダ、弱点☆

いろいろぶっ飛んでるわ

ぶっ飛んでるけど、クスッと笑えて心が温まる、そんな漫画です。
大好き

日本に生まれてよかったボタン。

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テーマ : マンガ - ジャンル : アニメ・コミック