2010.10.15 (Fri)
セックスピストルズ6巻 感想
今日はBL漫画の感想を書く。発売日にレビューでも書こうかと思ったけどまだ読みが浅い気がして10回近く読みなおした。それでもまだのみ込めてない気がする。
ついに出た！『SEX PISTOLS』６巻。
５巻の発売から実に４年。長かった・・涙
ファン待望の第６巻だよ。発売日に朝一で本屋行って買ってきた。４年ぶりの刊行なのに本の薄さにびっくりした。
寿たらこ先生はお忙しいのか気まぐれなのか、作品に妥協しないためか、何かお描きになれない理由がお有りなのか・・・とにかくセクピスは超不定期連載なんすよ。その不定期ぶりは『ガラスの仮面』の美内すずえ先生級です。ファンとしては３か月に数ページでいいからある程度定期で描いていただきたい。新巻はまた４年後とかだったら泣いちゃうよ；；
このポスター最高
６巻の感想の前にセクピスの簡単な概要をば。
といってもこの作品の世界観は非常に変わってて文章力ない自分には説明しづらいです。
こんな説明じゃ作品の魅力が１００分の１も伝わらないと思う。なので気になる人はお読みになって下さいな。
BLお気に入りコミックの中でランキングをつけるとしたら『セックスピストルズ』はトップ３入り確実です。もう何度読み返したかわからないくらい。自信を持って勧められるシリーズだよ！
※ここから先は読んだことない人にとって意味不明な感想文。
前置きが長すぎたけど、
６巻感想：暗い、重い、謎多すぎ。
☆６巻の構成
番外編 ちょっと前の魂現修行事のお話。
夏休みにノリオと委員長がが国政米国の実家で魂現コントロールの修行をしていた時のエピソード。簡単に猫耳としっぽが出ないように志信＆英国の全面協力のもと訓練中。英国クンに肩抱かれて「キスする？」って迫られただけでノリオは「ウニャ～～～ン
」の猫耳しっぽ状態。理性ゆるすぎ。委員長はと言うと、英国くんの色気にやられるどころか鉄壁の米国一筋シールドで英国が力負けするほど。ただし米国が現れるだけで委員長もボフッと耳としっぽ生えちゃいます。ノリオは緩すぎだけど、好きな人にはやっぱり特別反応しちゃうよねってお話。愛美の思い人が犬飼だってことも判明。
本編 志信と人魚編
国政は千年に一度の斑類成人式に出る。付き添いで志信も。この成人式は選ばれた者しか出席できない。この式には人魚も出席するらしい。人魚は志信と会いたがっている。どうやら人魚と志信は昔生徒と先生の関係だったようだ・・。人魚の右目にはひどい傷跡がある。これは志信が人魚を殺しかけた時ついたものらしい。なぜ志信が殺そうとしたのか、二人の間に何があったのか？二人は恋人だったのか？そういったことは全く謎のままである。
国政が成人式に出ている間一人寂しく留守番していたノリオは改めて国政の存在の大切さを思い知る。国政が高校を卒業してもずっと一緒にいたいと思うノリオ・・友人のはじめと恋バナで盛り上がったり完全に恋する乙女モードでとてもかわいらしい。ここで新キャラ登場。首なし、魔法？が使える謎の男・・。ノリオの友人のはじめと何かが始まりそうな予感。
国政の様子がおかしい。成人式以来妙に優しい・・。いぶかるノリオ。お昼休みに国政に告白をしようと思っていたが、彼の奇妙な様子に躊躇してしまう。昼休みの終わりに国政が「おまえ、俺と結婚するか？」さらりとプロポーズする。幸せラブラブオーラなど微塵もないプロポーズ・・この結婚、何か裏がありそう。真相を知っている志信曰く、「生贄」らしい。詳細は全く分からない。
人魚と再会した志信は人魚から「あんたを救うためにかえって来たのに」と言われる。そこから人魚と志信の出会いが回想される。ここで志信の出生の秘密が少し明らかになる。志信はカレンと巻尾の子だとされてきたがどうやらカレンと巻尾の父の間に出来た子のようだ。（非常に曖昧なので間違ってるかも）巻尾の父は志信を認めない、一回も会いに来ない。巻尾父は志信にフランスで人魚の世話をするようにと命じた。なぜそう命じたのかは描いていない。人魚の世話なんて誰もしたがらないというか出来ないらしい。巻尾父は志信を捨て駒扱いしようとしたのか？どんな意図があったのか？全く謎。
人魚に会うとその迫力からかいきなり気絶する志信。しかし人魚は志信を気に入った様子・・。二人の奇妙なフランス生活が始まろうとして本編おしまい。
※本編はかなり意味不明なのでこのあらすじは予測に過ぎません。所々間違ってるかも。
番外編 妊娠出産子連れ編 マクシミリアン＆デイビッド 巻尾＆カレン
ちょっと育った米国＆国政兄弟を見て未だに嫉妬するデイビッド。自分以外とマクシミリアンがセックスしたのが許せない様子。マクシミリアンを独り占めするためにデイビッドはプロポーズする。それに応じるデイビッド。マクシミリアンは結婚した途端妊娠してマリッジブルー、ゲイ婚ブルー、妊娠ブルーで一人日本に逃亡する。巻尾カレン宅で子どもたちを見て育てられるか不安になるマックス・・。巻尾がカレンのいないすきにマクシミリアンと浮気しようとする。が、はるか遠くから迎えに来たデイビッドに見つかりそのまま強制帰還させられる。デイビッドに叱られてようやく母としての自覚が芽生えたり、夫婦として一緒に生きていく覚悟を告げられたり・・。妊婦（男だけど）の揺れ動く心を鮮明に描いている。そしてデイビッドの深い愛を感じる良いお話。
番外編 ファミリー編 シマ＆大将
シマを手に入れて子宝にも恵まれほくそ笑む大将。しかし未だシマには愛してると告げたことはなく、デキ婚で仕方なしに結婚してやったんだぞ姿勢は崩していなかった。でもそろそろシマに本当の気持ちを伝えてもいい頃合いと判断し、ドイツ語で愛を告げる。シマは当然(ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ。素直に日本語で言わないところが天の邪鬼。
大将がシマを意識し始めた馴れ初めも描いてあった。実は大将に惚れているのに他人に簡単に大将を譲ってすぐ諦めてしまえるシマが大将はもどかしい。猛烈に押しまくる大将、引くシマ。逃げ腰のシマをハンター気質の大将は追わざるを得なかったということか。
総評
番外編は総じて明るかったです。本編が未だかつて無かったほど暗い。明暗のコントラストがはっきりしてます。
本編の暗さを明るめな番外編でカバーして、バランスとりたかったんだろうと思うけど本編のダークインパクトが強すぎて救いきれてない気がする。
６巻で気になったのは２つです。一つは作画。初期に比べると絵が非常に淡白になってます。雑にも見えがちですが、人魚編の不気味な雰囲気と合ってるのでみひろはあまり気にならないかな。ただし国政のボディーラインがちょっと貧弱になってるのはマイナスポイント。一番顕著なのはノリオにプロポーズする回です。セクシーさが半減しちゃうわ。
も一つは作風がちょっと変わった感じがすること。なんか歪んで荒んだ感じになった気がする。話の都合上仕方ないのかな。それに今回熊樫先輩とか委員長とか癒し系キャラほとんど出なかったし。う～ん・・ノリオの猪突猛進ぶりが全く見られなくなったのが寂しいです。ノリオも成長したということか。
６巻は壮大な物語の序章という感じでした。伏線に次ぐ伏線の連続でなんのこっちゃわからない部分が多すぎます。何一つとして解決してない感じ。寿先生は断片的な事実を描くだけで、なぜそうなったかという説明をほとんどなさらないのでこの読みで正しいのかいつも不安になります。みひろが人魚と思ってるキャラも本当に人魚なのかよくわからんし、１０回読んでもまだわからんことあるし。ただそういう分らないところを妄想して仮説を立てていくという楽しみがあるですがねムフフ。
今回残念だったのはラブシーンが極端に少なかったこと。みひろは米国＆委員長カップルが一番好きなのでもうちょっとラブラブな所見たかったな・・。（遠い目）米国セクシーだな・・委員長エロイな・・受け身なだけじゃ発展しないなら委員長から誘っちゃえばいいのに 涙
寿先生・・新キャラオムニバスもいいけど、既存のカップルのその後をもう少し描いてくださいマジで；；
釣った魚（読者）にもエロと言う餌をくださいマジで；；
今回フォーカスされてる志信ですが色気パネェ感じです。斑目家はイケメン製造工場か！っつーくらいみんなイイ男なんですけど志信はなんというか・・和の色気？和服着てるし。切れ長の目が色っぽい。流し目とかされたらズキューンです絶対。志信は受けであってほしいな・・。
今回張った伏線を次巻で全て活かせるのか、寿先生の腕の見せ所だと思います。収拾つかなくて失速墜落ドカーンにだけはなってほしくない。まぁ杞憂になると思います。何年経っても７巻を待ちます！
感想文書こうと思ったけど感想文になってない。本のレビューって難しい。ボタン
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ハロウィン限定バナー作ったけどどれが一番いいかな・・？どれもダメだな・・。
ついに出た！『SEX PISTOLS』６巻。
５巻の発売から実に４年。長かった・・涙
ファン待望の第６巻だよ。発売日に朝一で本屋行って買ってきた。４年ぶりの刊行なのに本の薄さにびっくりした。
寿たらこ先生はお忙しいのか気まぐれなのか、作品に妥協しないためか、何かお描きになれない理由がお有りなのか・・・とにかくセクピスは超不定期連載なんすよ。その不定期ぶりは『ガラスの仮面』の美内すずえ先生級です。ファンとしては３か月に数ページでいいからある程度定期で描いていただきたい。新巻はまた４年後とかだったら泣いちゃうよ；；
このポスター最高
６巻の感想の前にセクピスの簡単な概要をば。
といってもこの作品の世界観は非常に変わってて文章力ない自分には説明しづらいです。
こんな説明じゃ作品の魅力が１００分の１も伝わらないと思う。なので気になる人はお読みになって下さいな。
BLお気に入りコミックの中でランキングをつけるとしたら『セックスピストルズ』はトップ３入り確実です。もう何度読み返したかわからないくらい。自信を持って勧められるシリーズだよ！
※ここから先は読んだことない人にとって意味不明な感想文。
前置きが長すぎたけど、
６巻感想：暗い、重い、謎多すぎ。
☆６巻の構成
番外編 ちょっと前の魂現修行事のお話。夏休みにノリオと委員長がが国政米国の実家で魂現コントロールの修行をしていた時のエピソード。簡単に猫耳としっぽが出ないように志信＆英国の全面協力のもと訓練中。英国クンに肩抱かれて「キスする？」って迫られただけでノリオは「ウニャ～～～ン
」の猫耳しっぽ状態。理性ゆるすぎ。委員長はと言うと、英国くんの色気にやられるどころか鉄壁の米国一筋シールドで英国が力負けするほど。ただし米国が現れるだけで委員長もボフッと耳としっぽ生えちゃいます。ノリオは緩すぎだけど、好きな人にはやっぱり特別反応しちゃうよねってお話。愛美の思い人が犬飼だってことも判明。本編 志信と人魚編国政は千年に一度の斑類成人式に出る。付き添いで志信も。この成人式は選ばれた者しか出席できない。この式には人魚も出席するらしい。人魚は志信と会いたがっている。どうやら人魚と志信は昔生徒と先生の関係だったようだ・・。人魚の右目にはひどい傷跡がある。これは志信が人魚を殺しかけた時ついたものらしい。なぜ志信が殺そうとしたのか、二人の間に何があったのか？二人は恋人だったのか？そういったことは全く謎のままである。
国政が成人式に出ている間一人寂しく留守番していたノリオは改めて国政の存在の大切さを思い知る。国政が高校を卒業してもずっと一緒にいたいと思うノリオ・・友人のはじめと恋バナで盛り上がったり完全に恋する乙女モードでとてもかわいらしい。ここで新キャラ登場。首なし、魔法？が使える謎の男・・。ノリオの友人のはじめと何かが始まりそうな予感。
国政の様子がおかしい。成人式以来妙に優しい・・。いぶかるノリオ。お昼休みに国政に告白をしようと思っていたが、彼の奇妙な様子に躊躇してしまう。昼休みの終わりに国政が「おまえ、俺と結婚するか？」さらりとプロポーズする。幸せラブラブオーラなど微塵もないプロポーズ・・この結婚、何か裏がありそう。真相を知っている志信曰く、「生贄」らしい。詳細は全く分からない。
人魚と再会した志信は人魚から「あんたを救うためにかえって来たのに」と言われる。そこから人魚と志信の出会いが回想される。ここで志信の出生の秘密が少し明らかになる。志信はカレンと巻尾の子だとされてきたがどうやらカレンと巻尾の父の間に出来た子のようだ。（非常に曖昧なので間違ってるかも）巻尾の父は志信を認めない、一回も会いに来ない。巻尾父は志信にフランスで人魚の世話をするようにと命じた。なぜそう命じたのかは描いていない。人魚の世話なんて誰もしたがらないというか出来ないらしい。巻尾父は志信を捨て駒扱いしようとしたのか？どんな意図があったのか？全く謎。
人魚に会うとその迫力からかいきなり気絶する志信。しかし人魚は志信を気に入った様子・・。二人の奇妙なフランス生活が始まろうとして本編おしまい。
※本編はかなり意味不明なのでこのあらすじは予測に過ぎません。所々間違ってるかも。
番外編 妊娠出産子連れ編 マクシミリアン＆デイビッド 巻尾＆カレンちょっと育った米国＆国政兄弟を見て未だに嫉妬するデイビッド。自分以外とマクシミリアンがセックスしたのが許せない様子。マクシミリアンを独り占めするためにデイビッドはプロポーズする。それに応じるデイビッド。マクシミリアンは結婚した途端妊娠してマリッジブルー、ゲイ婚ブルー、妊娠ブルーで一人日本に逃亡する。巻尾カレン宅で子どもたちを見て育てられるか不安になるマックス・・。巻尾がカレンのいないすきにマクシミリアンと浮気しようとする。が、はるか遠くから迎えに来たデイビッドに見つかりそのまま強制帰還させられる。デイビッドに叱られてようやく母としての自覚が芽生えたり、夫婦として一緒に生きていく覚悟を告げられたり・・。妊婦（男だけど）の揺れ動く心を鮮明に描いている。そしてデイビッドの深い愛を感じる良いお話。
番外編 ファミリー編 シマ＆大将 シマを手に入れて子宝にも恵まれほくそ笑む大将。しかし未だシマには愛してると告げたことはなく、デキ婚で仕方なしに結婚してやったんだぞ姿勢は崩していなかった。でもそろそろシマに本当の気持ちを伝えてもいい頃合いと判断し、ドイツ語で愛を告げる。シマは当然(ﾟдﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ。素直に日本語で言わないところが天の邪鬼。
大将がシマを意識し始めた馴れ初めも描いてあった。実は大将に惚れているのに他人に簡単に大将を譲ってすぐ諦めてしまえるシマが大将はもどかしい。猛烈に押しまくる大将、引くシマ。逃げ腰のシマをハンター気質の大将は追わざるを得なかったということか。
総評番外編は総じて明るかったです。本編が未だかつて無かったほど暗い。明暗のコントラストがはっきりしてます。
本編の暗さを明るめな番外編でカバーして、バランスとりたかったんだろうと思うけど本編のダークインパクトが強すぎて救いきれてない気がする。
６巻で気になったのは２つです。一つは作画。初期に比べると絵が非常に淡白になってます。雑にも見えがちですが、人魚編の不気味な雰囲気と合ってるのでみひろはあまり気にならないかな。ただし国政のボディーラインがちょっと貧弱になってるのはマイナスポイント。一番顕著なのはノリオにプロポーズする回です。セクシーさが半減しちゃうわ。
も一つは作風がちょっと変わった感じがすること。なんか歪んで荒んだ感じになった気がする。話の都合上仕方ないのかな。それに今回熊樫先輩とか委員長とか癒し系キャラほとんど出なかったし。う～ん・・ノリオの猪突猛進ぶりが全く見られなくなったのが寂しいです。ノリオも成長したということか。
６巻は壮大な物語の序章という感じでした。伏線に次ぐ伏線の連続でなんのこっちゃわからない部分が多すぎます。何一つとして解決してない感じ。寿先生は断片的な事実を描くだけで、なぜそうなったかという説明をほとんどなさらないのでこの読みで正しいのかいつも不安になります。みひろが人魚と思ってるキャラも本当に人魚なのかよくわからんし、１０回読んでもまだわからんことあるし。ただそういう分らないところを妄想して仮説を立てていくという楽しみがあるですがねムフフ。
今回残念だったのはラブシーンが極端に少なかったこと。みひろは米国＆委員長カップルが一番好きなのでもうちょっとラブラブな所見たかったな・・。（遠い目）米国セクシーだな・・委員長エロイな・・受け身なだけじゃ発展しないなら委員長から誘っちゃえばいいのに 涙
寿先生・・新キャラオムニバスもいいけど、既存のカップルのその後をもう少し描いてくださいマジで；；
釣った魚（読者）にもエロと言う餌をくださいマジで；；
今回フォーカスされてる志信ですが色気パネェ感じです。斑目家はイケメン製造工場か！っつーくらいみんなイイ男なんですけど志信はなんというか・・和の色気？和服着てるし。切れ長の目が色っぽい。流し目とかされたらズキューンです絶対。志信は受けであってほしいな・・。
今回張った伏線を次巻で全て活かせるのか、寿先生の腕の見せ所だと思います。収拾つかなくて失速墜落ドカーンにだけはなってほしくない。まぁ杞憂になると思います。何年経っても７巻を待ちます！
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