みひろこころ

みひろは大学４年生なので就活中です。
４年の秋に就職が決まっていない、いわゆる「がけっぷち大学生」でございます。
来春から勤める先がありません。このままだと大卒ニート一直線です。

ちなみに一般的な内定ラッシュは４年の４～６月にかけてが最も多いらしい。
みひろもその内定ラッシュに乗るべくいろいろ企業を受けていたんですが３０社くらい落ちました。


大卒でニートは親に申し訳ないし、親不孝すぎて死ねるので、今必死に就活をしてます。
なんとか勤め先を見つけねばならぬ！と足掻く日々。
でもなかなか内定はもらえない。
リーマンショック以降、大学生の間では就職氷河期再来じゃね・・とつぶやかれています。
実際そうなのでしょう。報道を見る限り。
ただ内定をもらえてないみひろが、「自分が内定もらえないのは氷河期のせいだ」なんて言っても負け犬の遠吠えにしかなりません。不景気だから・・という環境要因は内定をもらえない理由としてあげてはダメな気がするので喉まで出かかっても言えない。その氷河期でもきちんと就職する人はするんだから、自分に何が足りないのか、どうすれば雇ってもらえるのかを考える方がずっと建設的です。

みひろの場合３０社落ちましたが、ダメージは大きかったです。
俺なんか１００社落ちたぜ！という猛者もいることでしょう。
ダメージの大きさは数の問題じゃないのです。
本人にどれだけ耐久性があるかどうかということだと思います。
みひろは３０回ブッた斬られただけで瀕死です。かなり打たれ弱い。
でも１００回切られてもまだ余裕なサムライもいます。
これが個人のバイタリティーの差、強い人間と弱い人間の差。

就活で雇ってもらえないのが続くと、だんだん自信を失います。
だからみひろは半年も就活を休んで、自分の好きなことをしていました。
怠けて漫画読んでバイトもしないで。完全に怠け体制入ったお。
でも何をしてても将来に対するぼんやりとした不安は消えませんでした。
１０月に入って、友達と説明会に参加した時に、ようやく自分の遅れ具合に目を向ける気になり、このままだと来年の春には干上がるな・・と分かりました。
金がなかったら大好きな漫画も買えません。
ほしい服も買えません。それどころか毎日の飯すら満足に食えるかわかりません。

だからまた自分を再起動して就活をはじめています。
１週間ほど前から受けている某企業は筆記、一次面接⇒三次面接もしくは四次もある一般的な選考です。
しかし半年のブランクがやる気と元気を奪ってしまったようで、夜は眠れないし、緊張しすぎて吐き気はするし、面接では噛みまくるし全く上手く行きません。
でも不思議と選考が進み三次選考を今度うけることになりました。
全くやりたくない仕事だけど、干上がるよりましかもしれん。
人間スペックも低いみひろのことですから、自分で仕事を選ぶというような贅沢はあまりできないと思う。

このまま上手く行けばいいなぁ。
玉砕したら立ち直るのが大変。
一人暮らしの就活は自分で励まして、自分でメンテナンスして、自分でがんばるしかない。
辛いけど踏ん張る。


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